【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日の岡山は少し肌寒い朝を迎えています。
ラジオ深夜便 「明日への言葉」
今日はラジオ深夜便 「明日への言葉」
をご紹介します。
この放送は朝4時過ぎから約1位時間の放送です。
私はこの放送を、予約で録音してMP3に変換して
IPODで聞いています。
私の独断と偏見で(笑)
印象に残った放送を遺して行きたいと思います。
平成22年09月17日放送
「虫と遊び、虫に学ぶ(2)」
虫の詩人の館・館長 奥本 大三郎氏
養老孟司、池田清彦とは昆虫採集を
趣味である事を通じて親交があり、
共著を数冊出しておいでになります。
「子どもにとって、豊かな自然の中で
たった一人になって物を考えること、
あえて退屈する時間を持ち、
その中で自分で本を読んで調べることが
子供に自分で考える能力を培わせる。」
その根拠としてファーブルの生い立ちや
「書物というものは人の考えを写しているだけで
自分で考えていない」
として自分の目で見たことしか信じないという
ファーブルの実証主義を挙げられています。
「殺生したことによる
後味の悪さ、寂しさ、後ろめたさが命は
大事だという実感につながるということ、
それは言葉だけで聞いてもわからない」
虫取りの話が哲学の域に達している。
「子供には退屈をさせた方が良い」
なかなかの名言です。
その中で自分が感じたり、
考えたりすることが重要だそうだ
大塚も同感です。
孤独の時間は必要です。
「一人で考える時間」
お人柄が出ていたお言葉を最後に
「虫の採り方を教えると尊敬される。
子供に尊敬されるというのはいいものですよ」
合掌
奥本 大三郎氏 経歴
大阪府貝塚市出身。大阪府立岸和田高等学校から東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。横浜国立大学助教授だったが1988年、先輩教授の頭からジョッキで水をかけて辞職(本人談)。しかし、1990年に埼玉大学教養学部教授となり復帰した。2009年定年退任、名誉教授、2010年より大阪芸術大学文芸学科教授となる。ファーブル昆虫館館長。
フランス文学研究・教育に携わり、昆虫に関するエッセイなどの著書・翻訳が多い。ジュニア版『ファーブル昆虫記』(集英社・全8巻)翻訳に続き『完訳ファーブル昆虫記』(集英社・全10巻・20冊)の翻訳を進めている。1981年に『虫の宇宙誌』で読売文学賞、1995年に『楽しき熱帯』でサントリー学芸賞を受賞。