【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は矯正治療の流れについてです
子どもの矯正治療 永久歯まで待ちますか?
―――「咬み合わせ」や「歯ならび」の矯正治療の相談に行くと
「永久歯に生え変わってから 治療を始めましょう」
と言われる場合も多いと思います――――
今日は一般的な矯正治療の流れをご説明いたします
矯正治療は次のような流れで治療が進みます。まずは 初診(相談)があります。現在の症状や気になる所をお聞きして、矯正装置 費用、支払方法期間 通院間隔、などのご説明をします。次にもっと具体的な詳しいお話しをお聞きになりたい場合は、レントゲン 模型 写真等の検査して診断をいたします。診断後 患者さんが治療方法、費用、期間等 確認後、矯正治療が始まります
矯正治療というと一般の方は、ギラギラした金属の装置やワイヤーを歯につけ、笑うと装置が見えて、治療期間も数年かかり、費用の心配も多く、虫歯になりやすく歯ブラシも大変なイメージが大きいと思います。
矯正治療は、子どもの時(大人の歯に生え変わる前)に行う小児矯正(Ⅰ期治療)と全て大人の歯に生え変わってから行う、前述した一般の人イメージすることが多い本格矯正(Ⅱ期治療)とに分けられます。では、Ⅰ期治療、Ⅱ期治療とはどんな矯正治療なのでしょうか?
先生よって考え方が違いますが、
①基本的に本格矯正を行う前提での「Ⅰ期治療」言いかえると
「本格矯正の準備のためのⅠ期治療)」
もう一つは
②次のステップである 本格矯正への治療移行をなるべくしないための「Ⅰ期治療」があります。言いかえると「本格矯正をしないためのⅠ期治療」(すべての症例が、Ⅰ期治療で治るわけではありません。症例によっては、Ⅰ期治療だけでは無理で、本格矯正へ移行しないと治らない場合もあります)
本格矯正(Ⅱ期治療)は、固定式の矯正装置を装着して(写真1)治療期間は約2-3年です。
小児矯正(Ⅰ期治療)は主に 取り外しのできる装置(写真2)が主になります。治療期間は治療を始める時期によって異なりますが 約2-3年です
次回は 本格矯正(Ⅱ期治療)と小児矯正(Ⅰ期治療)のゴールの形についてご説明します