プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

夜にそびえる不安の塔

井形 慶子 (著)

思わず一気に読んでしまいました。
タイトルでは何の本は判りませんが、最後まで読むとタイトルが納得できるタイプの本です。私の経験でいくとタイトルが何の事だか判らない本は8割がた当たりです。
この本も大当たりでした.
井形さんはもともとノンフィクション作家ではないのですが、潜入取材の依頼を受けたのも運命でしょうか?占い、スピリチュアルブームの中で著者は霊感と未来を読む力の解明にのりだすストーリーです。5年にわたる潜入取材の間に、次々に起こる不思議な出来事
本を読み終えた後、暫く呆然としました。、
「でも、この人本当に急いでいるみたい。どこか遠くに行くのかなぁ。ねえ、けい子さんはこのお仕事、もう始めたの?」私はドキッとした。今、彼女と話していること自体がすでにリサーチなのだ。そこを読まれると、全てがバレてしまう。私は慌てて返答した。「ああ、そうですね。そろそろ取りかかろうと、でも忙しくて……ああ、これじゃいけないんだけど……」しどろもどろになりながら、事実を隠そうと必死だった。すると彼女は凜として言った。「心配しないで大丈夫ですよ。私は秘密厳守ですから。けい子さんのことは誰にも言わない。私のお客さんには芸能人も多いんだから」ひとしきり話した後、ララさんはこの日の鑑定料は30分で6000円と告げた。・・・本文より
読んだ後は背筋が寒くなります。

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