プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

歯ブラシ

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日の岡山は少し曇りがちです。
今日は歯ブラシについて

歯科医の先生が実際にやっている 
自分自身の歯ブラシの仕方

①まず、ハミガキ粉は使いません

「ええええええーーーーーーーーーーー!!」
と思われる方が多いと思いますが、大部分の先生はまず、
ハミガキ粉は使いません。
使ってもすごく少量です。(米粒ぐらい)

理由 その1
ハミガキ粉を使うと、十分磨けていないのに、
辛くてすぐにうがいをしなければならないので、
十分歯ブラシができず、うがいも頻繁に必要なため。
また、洗面所にかじりついて磨かなければならない
ので、先生得意の「ながら歯磨き」ができないため。

理由 その2
ハミガキ粉をたくさん使うと、歯が削れてしまい、
いわゆる「知覚過敏症」になる傾向が強いため。

理由 その3
ハミガキ粉はペパーミントなど爽快な味が多いので、
磨けたような気分になり、磨き残しがあっても
磨いた気分になってしまう事が多い。

②いたるところに歯ブラシがある
多くの先生は、洗面所だけでなく、
いつも持ち歩くかばんの中、車の中、机の中、、、、
ありとあらゆるところに歯ブラシを置いている先生が多いのです。
その理由は「どこでも歯ブラシ」なんです。
歯ブラシは意外と気分転換になるので、
どこにでも置いておく先生が多いようです。
③歯ブラシを大人買いしている
歯ブラシを、50本とか100本とか
まとめ買いをする先生がほとんどです。
高い歯ブラシでなく比較的安価な
歯ブラシを沢山買う傾向にあります。
毛先が割れたら、すぐに交換できるよう、
買いためているようです。

④歯ブラシは約2週間から3週間で交換する
歯ブラシは車のタイヤと同じです。
毛先が割れてくると全く磨けません。
中には非常に長く使っている方がおいでになりますが、
全く意味がないどころか、
歯茎を傷つけてしまい逆効果になりますので要注意です。
これを「テフロンのフライパン現象」と言います。
安いテフロンのフライパンを買って、
「最近はテフロンのフライパンが安いから、
テフロンがはげたら
新しいテフロンのフライパンを買って
使い捨てにした方が経済的だわ。」
と言いつつ、あなた様は
「テフロンがはげたフライパン」
を未だに使っていませんか?


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