プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

虫歯発生理論

診療室から

こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です。
今日の岡山は午後から曇り気味・・・
今日は虫歯のお話です。

分かりやすい
 「虫歯発生理論」
   その2

虫歯発生理論

Q 歯は毎食後3分以内に磨かなくてはいけない?

答え ホント
 食後の昼休みにOLたちが、
洗面所でシャカシャカ歯磨きをしていますが、
これは虫歯予防にはどれくらい意味があるのでしょうか。
「食後3分以内に歯を磨かないと虫歯になる」とよくいいます。
これは、食事をしてからできるだけ早く歯を磨け、
という意味でいわれているのです。
 食べ物の中の糖質が歯垢(微生物)と出合うと
約3分で酸をつくってしまい、
歯のエナメル質が溶けやすい状態になっていきます。
つまり、「ごちそうさま」から3分ではなく、
「いただきます」から3分で虫歯がつくられ始めているのです。
 しかし、いくらなんでも3分で食事はできませんし
、食事を中断して歯磨き・・・
というのは現実的ではありませんね。
どうすればいいのでしょうか?
 前にも述べましたが、虫歯予防には、
食事をする前に歯を磨くのがいちばん効果的なのです。
「え~食べる前に歯磨きすると、食事が美味しくない」
という声もあるかと思いますが、その点はご心配なく。
 歯に付いたネバネバを取ればいいのですから、
何もつけずにブラッシング(力を入れずに)をすればいいのです。
これで十分ネバネバは取れます。
かえって口の中がさっぱりして食事が美味しくいただけます。
 そのうえで、食後の歯磨きを行えば、
虫歯予防はもう完璧です。
 ちなみに、味噌や豆腐など大豆製品に含まれている
グリシンというアミノ酸は、
ネバネバの元凶であるミュータンス菌
の増殖を阻止する働きがあります。
味噌汁や豆腐を食べると、ネバネバが抑えられるので、
こんなメニューを選ぶのも、虫歯にならない一つの手ですね。
 また、フッ素化合物は歯のエナメル質と反応して
歯の質を強くする働きがあり、
虫歯予防に効果があると海外ではいわれており、
日本でもこの分野における研究がなされています。


新着情報

記事一覧

  • カテゴリー

  • アーカイブ