プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

後戻り

診療室から

パソコンがクラッシュして動けない状態となり凹んでいました(泣)
矯正治療の前後写真等のデータがありましたが、バックアップ機能が作動して事なきを得ましたが、緊急時の代替機器が必要なことを痛感いたしました。
パソコンが増える一方です(笑)

さて 本題・・・・・「後戻りについて」

歯を動かす治療が終わって歯ならびがきれいなります。やっと装置もはずれてほっとされている事と思います。しかし、ここからも大切な矯正治療が続きます。後戻りを防ぐために、保定装置と言う装置を使います。それぞれの症例によって種類や使用時間などが異なり、取り外しのできるタイプや、歯の裏側へ装着する固定式のタイプなどがあります。
一般的に保定期間は、約1年~2年とされています。
この時期に歯をしっかり固定しますと、その後大きく歯並びが変わる事はありません。
しかし、親知らずが生えてくることによって、歯ならびが崩れることがあるので、親知らずを早めに抜歯しなければならないこともあります。
保定期間が終わった後の事になりますが、歯ならびの老化現象として、歯は生理的に前方へ移動する特性を持っており、矯正治療してない人でも、歯ならびは年齢と共に動いてきます。専門用語では「歯の生理的な近心移動」と言われています。
その為、一生涯 綺麗な歯ならびを維持するためには、保定装置期間が終わった後も
メインテナンスが必要となります。

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