【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです
あいうべ体操
去年の冬、朝の情報番組で、インフルエンザ予防として「あいうべ体操」を行っている福岡県の小学校のインフルエンザ罹患率が減少したことが紹介されていました。
「あいうべ体操」というのは、口を動かして「あー」「いー」「うー」「べー」というお口の周りの筋肉や舌の体操です。この体操を考案したのは、福岡県にある「みらいクリニック」の今井一彰先生です。先生によるとこの体操で「口の周りの筋肉は鍛えられ、口呼吸は鼻呼吸になり、それによってクリーンな空気を入れられ風邪予防になる」ということです。どうして鼻呼吸が風邪予防に良いのでしょうか。
それは鼻が効率の良い加湿器付き高性能空気清浄器の役割を持っていて、「喉」を防御するからです。鼻呼吸は外的な刺激による炎症を防止し、さらには免疫疾患や神経疾患も防止する効果があります。このクリニックでは、多くの患者が薬に頼ることなく病気から回復しています。
「あいうべ体操」は歯科においても大変素晴らしい効果を発揮します。口呼吸が鼻呼吸になることで口腔内が乾燥するのを防ぎ、唾液が多く出ることで 唾液の持つ殺菌や消毒作用がされ、風邪、虫歯や歯周病の予防に効果があります。また、口の周りや舌を鍛えることは「歯ならび」や「咬み合わせ」を良くする効果もあります。さらに顔の周りの筋肉が締まり小顔になる美容効果もあると言われています。
「あいうべ」体操は誰でもできる簡単な健康法です。「あいうべ」を一日30セット、。今日から始めてみてはいかがですか。
<「あいうべ」体操の基本的なやり方>
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に開く
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「べー」と下を突き出して下に伸ばす。