【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです。
見えない矯正装置について
見えない矯正装置を希望して来院された、Dさん。
先生とDさんのお話の内容を少しご紹介します。
Dさん「先生、私今までずっと自分の歯ならびを気にしていたんです。矯正治療をずっとしたいと考えていたんです。でも矯正装置が見える事がどうしても嫌で治療に踏み切れませんでした。今は、見えない矯正装置があると聞いて、今日来たんです。私の歯ならびも、目立たない矯正装置で綺麗に治るんでしょうか?」
大 塚「従来の矯正装置でも、見えない矯正装置でも、歯を動かすという事については同じことです。Dさんの歯ならびも、見えない矯正装置で綺麗に治りますよ。ひとつ、教えていただきたいの
ですが、Dさんはもう結婚もしてらっしゃるし、お子さんもおいでになる、見えない矯正治療
は費用もかかるし、矯正装置が見えてもそんなに気にする事はないんじゃないですか?」
Dさん「先生全然わかってない!私にとって、矯正装置が見えるか見えないかは他人じゃなくて、鏡に映る自分の矯正装置が嫌なの・・。」
大 塚「スイマセン・・・。お気持ちが伝わってきました。他人に見える事が気になるのではなくて、ご自身が気になるわけですね。」
Dさん「分かっていただけましたか。有難うございます。」
その時、あーーなるほど、いろいろな考え方があるんだなと思って改めて自分の未熟さを認めました。見えない矯正治療を考えている人は、他人に矯正装置が見えることを気にしているのではなく、自分自身が鏡を見て、自分の歯についている矯正装置を気にする人が多いということに気が付きました。