ウォルマートに呑みこまれる世界 (単行本)
チャールズ・フィッシュマン (著), 中野 雅司 (監修), 三本木 亮 (翻訳)
ウォルマートは人類史上最大の企業である。売上高2600億ドル、従業員数130万人。この巨大企業は、ウォルマート・イフェクトと呼ばれる様々な社会的影響をもたらしている。「もうずっと何年も中味の変わらない商品については、ウォルマートは毎年5パーセントずつ価格を引き下げる方針を持っている」という強力な値下げ要求を受けている業者は、コストが高い国内工場を閉鎖して海外に工場移転を進める。その結果、品質の低下や国内製造業の空洞化を招き、また海外工場では劣悪な環境の中で労働者の搾取が進む。
ウォルマートの本社はつつましい建物であることは有名だが・・・・
ウォルマートが良いか悪いかを論じることは、自動車が良いか悪いかを論じることと同じである。自動車の普及とともに交通ルールが定められたように、ウォルマートにもあらたなルールが必要だと結論付けている
・・・・・書評
瞬く間にとてつもない企業に成長した「ウォルマート」 小生もアメリカで1度「ウォルマー」トで買い物したことがありますが、まさかこんな事態を招いているとは・・・
アメリカの市場原理が生み出した「怪物」でありますが、ますます成長しているようです。
物の価値観を「ウォルマート」が決めてもらっては困ります。しかしながらこれが現実のようです。
本文に出てくる「ウォルマートにNOと言った男」で出てくる芝刈り機メーカーの
スナッパー社には
拍手です♪ なんとか生き残って欲しいメーカーです。