うそつき―うそと自己欺まんの心理学 (単行本)
チャールズ・V. フォード (著), Charles V. Ford (原著), 森 英明 (翻訳)
著者略歴
チャールズ・V・フォード
Charles V.Ford
アラバマ大学医学部精神科・神経生物学科教授。
主として疾病行動、精神療法、内科学と精神医学とを結ぶ学際的問題、および詐病等にかんする著書を5冊、共著を含む論文100点を発表している
人は誰しもうそをつく。わかりきったことのはずだが、あらためて突きつけられると、戸惑いやひるみを覚えてしまう。それほど、「うそ」は人間にとって扱いのむずかしいテーマなのだろう。 実際、われわれの生活は数えきれないほどのうそに囲まれている。だからこそ、そのひとつひとつが人間を知る手がかりなのだ。友人や家族のうそを責める前に、もう一度相手のことを見つめなおしてみるとよいかもしれない。ただし、こんなことを言ってられるのも、それが悪質なうそでなければ、の話だろうが・・・アマゾンより引用
本文より・・
「うそをつくのがいちばんよくないことよ。ほんとのことをいえばいいの」
これは、十歳になるタイラーがこれまでなんども聞かされてきた母親のお説教である。どうして花瓶が壊れたのかと聞かれた彼は、知らないと答えた。しかし彼の妹が、お兄ちゃんがあたしにボールをぶつけようとして壊した、と母親に告げ口したのである。
その日の午後、電話が鳴ってタイラーが受話器をとりあげた。教会の牧師からの電話だった。母親は優しげな声でこういった。
「ママは留守だっていってちょうだい。また教会の塔を新しくするための寄付の話なんだから」・
・・ありがちな話です(笑)
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自己欺瞞とは、自分で自分の心を欺くこと。自分の良心に反する言行をすること。
周りを見渡してみると、自己欺瞞の人は大勢います。
あきらかに、自分の意志で言って行動しているのに、「いや、@@に言われたから・・・」
と真顔で言う人、、、、、こういう方周りにいませんか?