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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

患者さんからのご質問

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日の岡山は快晴です。
今日は患者さんからのご質問です

質問
中学3年生の娘の歯ならびの相談に歯科に行ったところ、下顎の左右第2小臼歯がないと言われました。永久歯が足りないなんて考えてもいなかったので、とてもショックを受けています。そのうえ八重歯で、上も下も前歯は凸凹になっています。

回答
永久歯の先天的な欠如は決して珍しい事ではありません。第3大臼歯(親知らず)は約3割の人が欠如していると言われています。永久歯の先天的な欠如の出現率は約3、4%で、最も多いのが上下顎の第2小臼歯で次いで、下顎の切歯と上顎の側切歯です。逆に、最も欠如する事の少ない歯は、上下顎第1大臼歯、次いで、上顎中切歯です。
 先天的な欠如の部位を補う方法として、矯正、入れ歯、ブリッジ、インプラント、また、現在ある乳歯を大事に使う(状況によって変わってきますが、乳歯がそのまま永久に使えるとは限りませんが)などの方法があります。矯正的に考えると、凸凹の歯をまっすぐに治すためには、上下とも第1小臼歯を抜く場合が多いので、お嬢さんの場合は第2小臼歯がありませんから、下顎の歯は抜く必要がありません。第1小臼歯の代わりに第2小臼歯を抜いたと考えればいいのです。
 また、真ん中から2番目の歯(側切歯)が先天欠如の場合、犬歯を前歯に見立てて、隙間を閉じる事もよくあります(その際、犬歯の形を整える必要がある場合があります)。歯や顎の大きさなどで、治療法も変わってきますので、歯科医に相談することをお勧めします。


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