型をしっかり覚えた後に
“型破り”になれる。
─ 中村 勘九郎 ─
型を覚えるには、長い時間が必要だ
野茂投手の投球フォームは型破りだが、
多分十分時間をかけて、投球フォームの「型」を覚えた後、
自分なりに手を加えた結果が今の投球フォームにあると思う
イチローも同じ事が言えるのでないか
型破りの後できた自分の型を守り尽くすための
豊富な練習量がこれを支えている
この結果が 脅威的な打率を残している。
私事で恐縮だが、
矯正治療の技術も同じ事が言える
矯正治療の「型」を覚えるまでに、
約10年かかるという
大学を卒業後、約10年 矯正科に残り
「型 」徹底的に仕込まれる。
ワイヤーをバケツ一杯曲げる練習をすると
「一人前」と言われる。
ワイヤー練習を極めると
ワイヤーを曲げる人差し指の腹の部分が
ワイヤーの型になり
まるで「線路」のようになる
ソウルオリンピックのゴールドメダリストの
「鈴木大地」が
「練習を極めると、手に水かきができる」
という話もすごく納得ができる
型を覚えるには途方もない時間が必要だ
型を覚えない、型破りの自己流を
世間では「インチキ」と呼ぶらしい(笑)