洗脳体験 二沢 雅喜 (著), 島田 裕巳 (著)
大塚評
私が大学院に在学中の今から、約20年ぐらい前に流行った「自己啓発セミナー」体験取材記であります。当時凄く流行っていて、私の医局の先生も行っていました(笑)
当時破竹の勢いで展開していた自己啓発セミナーの○▲社はもうありません。が、しかし、
今でもドッコイしぶとく名前を変えて活動しているそうです。(驚)
額をペタペタ叩くことで有名になった シャ○テ▲トの髭もじゃのおじさん(今は逮捕されていますが・・・)も自己啓発系の出身です。
宗教と自己啓発の違いが明確に書いてあり、ここの部分は興味深く読みました。
この方法(手法)を完全にマスターして、仕事で使っている人達もいるようです。
自己啓発系のコン猿の方にもいますね⇒かなり有名
この系のセミナーの特徴は
無料セミナー⇒から誘導して最後はかなり高額なセミナーへ持ち込むこの誘導が上手い!
高額セミナーとは⇒ほぼ100パーセント泊りがけで行う。
最終的には 泊りがけでないと「洗脳」は出来ないらしい
最後の締めは、受講生自身がセミナーボランティとなりセミナーを勧誘する事になるらしい
凄いシステム!!
歯科関係でも最近侵されている人が多い???
著者略歴 島田祐巳
宗教学を専門とする研究者。他に小説・戯曲も手がける[1]。 東京都立西高等学校を経て、1976年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1984年、同博士課程満期退学(宗教学専攻)。自らヤマギシ会に所属していた経験(1975年頃)が、宗教学を本格的に志す契機となった。放送教育開発センター助教授、日本女子大学助教授を経て、1995年に教授に昇格するも、同年7月に退職。2005年10月~2008年3月31日まで東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(政治学・御厨貴研究室所属)。2006年4月より中央大学法学部兼任講師。2008年4月より東京大学先端科学技術センター客員研究員。
某書評より引用
「自己改造」「自己発見」「自己開発」を謳い文句に世にはびこった各種の自己開発セミナー。いままた「洗脳」という言葉がマスコミを賑わすなかにあって、ではいったい、「洗脳」の実体とはどうゆうことなのか?セミナーへの潜入体験をベースに、克明な記録を試みたサイコ・ノンフィクションに加え、ここにいたる「洗脳」の体系を鋭く分析した、「自己開発セミナー」潜入体験記(自分自身の心のなかを“旅する”ために;ベーシック・セミナー;インタビューとポストセミナー;アドバンスセミナー;モトトレーナーとの対話;その後の洗脳体験)
誘惑するセミナーあるいは、人はなぜセミナーに「はまる」のか?(「勧誘」はなぜ断れないか?;人はいかに「洗脳」されるか?;エンロールという落とし穴;ドラッグ・ヒッピー・ベトナム;大衆社会の変わりたい人々)「自己開発セミナー」潜入体験記!あなたの親しい隣人たちが泣きわめき、踊り狂い、抱き合って「違う自分」に変わってく人はどのように「洗脳」されていくのか!?