プレオルソ開発者
「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

矯正治療とほっぺたを咬む

診療室から

【こんにちは 大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳です】
今日は診療室からです

ご質問
矯正治療を始めてから、食事の時にほっぺたや舌を噛むようになりました。
以前はそんな事がなかったんですが、どうしてですか?
岡山市 24歳 会社員

回答
 お口の中は、「胃」と同じでオートマチックに動いています。食物を食べて、
自分の意志で「胃」を動かしている方はいらっしゃらないかと思います。
 お口の中では、舌とほっぺたの筋肉を動かして噛みやすいように
食物を移動させて噛み砕いているわけです。
矯正治療は、かみ合わせを大幅に変えていく治療なので、
どうしても治療中はこの新しいかみ合わせになじんでないので、
ほっぺたや舌を噛むような事が起こります。
なぜかと言うと、かみ合わせが変わることによって、
食べ方を変えなければいけないのですが、
まだ、食べ方のオートマチックの変速が間に合ってないため、
ほっぺたや舌を噛んでしまう訳です。
 防止策としては、「ゆっくり食べる」事が挙げられます。
ゆっくり食べていくうちにだんだん食べ方がなじんできて、
食事の時にほっぺたや舌を噛まないようになります。
早く食べる癖がついている方は、特に、ほっぺたや舌を噛む事が多いと思いますので、
さらにゆっくり食べるようにしてください。
また、この事は虫歯の治療をして、かみ合わせが変わった時も同じ事が言えます。


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