おはようございます♪
大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳
改め 大塚 佳佑 です
今日は診療室からです。
口呼吸による顔貌への悪影響
アデノイド顔貌とは?
口呼吸をする事で、喉と鼻の奥にあるアデノイドが肥大し、顔全体が歪んだりたるんでしまった顔の事をアデノイド顔貌と言います。アデノイドが肥大していなくても口呼吸をする事で同じような顔つきになるため、総じてアデノイド顔貌と呼ばれます。
アデノイド顔貌の特徴
アデノイド顔貌の人には、以下のような特徴があるとのことです。
(1)面長(おもなが)なお顔
(2)アップノーズ・・・鼻穴が上を向いている
(2)上あご、下あごの横幅が狭い。V字型をしている
(3)上あごの前歯が前突している
(4)上下の前歯のかみ合わせが浅い かみ合っていない
(前歯で食べ物が咬みきれない)
(6)唇がめくれて厚く、乾燥して荒れている
(7)鼻が小さく狭く、鼻翼が平坦で鼻孔が小さい
口で呼吸してしまうと、乾燥した冷たい空気が口から直接体内に取り込まれることで、口腔内・喉が乾燥し、細菌などや直接侵入、粘膜に炎症が起きてしまいます。
風邪などにもかかりやすくなり、口臭、歯周病、虫歯にもなりやすくなります。
人間は、本来鼻で呼吸します。新生児は、鼻でしか呼吸できません。口呼吸が可能になるのは、生後しばらく経ってからです。鼻で呼吸する時、鼻から取り込まれた空気は、曲がりくねった鼻気道を通過しながら、①異物の除去(空気清浄機)、②加温 温度の一定化(エアーコンディショナー効果)、③湿度の調整(加湿器)が行われ肺へ運ばれます。鼻で呼吸するということは、上記の3つ関門を通過した空気を体内に取り込むということなのです。一方、口で呼吸するということは、この3つの関門を通さない空気を体内に取り込んでいるということになり、体に悪影響を及ぼします。