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「矯正専門医」大塚 淳の一診入魂

外科矯正について

おはようございます♪
大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳
改め 大塚 佳佑 です
今日は矯正治療の質問です

ご質問
高校生のころから気になっていたのですが、あごが左にずれて、部分的に反対にかんでいます。食べるのに不自由だと思ったことはありませんが、顔が曲がっているのが気になります。

回答骨格のゆがみが主な原因である骨格性の反対咬合および顎変形症の歯並びのようです。ゆがみがあると、そしゃくや発音などの機能的なトラブルも避けられません。また、外見上の特徴は心の重荷になります。治療法としては、矯正治療と外科手術がタイアップした外科矯正の適応症かと思います。外科矯正の具体的な手順を説明します。(ステップ1)今のままでは手術しても上下がかみ合いません。手術であごの位置を正したときにしっかりかめるように、まず上と下の歯並びをそれぞれ独立して、きれいに並べ替えます。期間的には、1年前後かかります。(ステップ2)異常のあるあごの骨、多くは下のあごの骨を移動させ、上と下の歯列をかみ合わせます。手術は口の中からしますから、傷が外に残ることはありません。入院の期間は10日間ぐらいです。(ステップ3)矯正歯科で細部の仕上げをします。期間的には1年前後かかります。 この治療は成長の終末期(16歳以降)が最適ですが、大学入試を控えているのであれば、受験勉強やどこの大学に進むかという地理的な問題もあるでしょうから、入学後からでもいいのではないのでしょうか。
 外科矯正治療は手術も健康保険が適応され、また矯正治療も健康保険が適応されます(矯正治療の保険適応には厚生労働省の認可が必要で、指定機関でのみ矯正治療の健康保険が適応されます)。


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