おはようございます♪
大塚矯正歯科クリニックの大塚 淳
改め 大塚 佳佑 です
今日は本のご紹介です。
完全図解
顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本
木野 孔司 (著)
久々に目から鱗が落ちた本です。
TV出演されるなど有名な先生のようです。
顎関節症とはなんでしょうか?
顎関節症(がくかんせつしょう,Temporomandibular joint disorder)とは、顎関節部や咀嚼(そしゃく)筋等の疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれる。一般に、顎運動障害、顎関節痛や関節雑音が単独もしくは複数合併して発現する(これを顎関節症の主要3症状と呼ぶ)。疼痛は主に顎運動時に生じる。 雑音には、ゴリゴリという低い音のcrepitusと、カクンという弾撥音であるclickingとがある。その他にも、耳の痛み、耳閉感、難聴、めまい、眼精疲労といった眼や耳の症状、頭痛や首、肩のこり等のさまざまな症状を呈するとも言われている。
ウィキペディアより引用
この本で新しい言葉が出てきます
「歯牙接触癖」TCHと呼ばれています。
TCHとは、”Tooth Contacting Habit”
新しい概念です
TCHとは、上下の歯を “持続的に” 接触させる癖のことです。
上下の歯の接触と聞くと一般的には「かみ締め」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力でかみ締めや食いしばりを行わなくても、上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。
上下の歯は何もしていない時は接触しておらず、離れており、会話や食事をする際に接触する時間を含めても、接触しているのは 1日20分程度 が正常だと言われています。
上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増え、起床時症状(顎の疲労感,歯の違和感,口が開きにくいなど)や顎関節症、様々な不定愁訴に関わっている可能性が考えられています。
よーするに 普段 唇を閉じた状態で 上と下の歯牙が接触していると
様々な悪影響が出てくる可能性があるということです。
今日の一言
今日から普段 口を閉じた状態で
上と下の歯牙を接触しないようにしましょう♪
著者略歴
木野/孔司
1976年、東京医科歯科大学歯学部卒業。東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第一講座助手を経て、2000年より同大学歯学部附属病院顎関節治療部部長(准教授)。現在、日本顎関節学会専門医、指導医、理事。日本心身医学会評議員